下関の整体です【第5章】ADLと環境設定 1.靴の着脱動作 《その1》靴の原則を押さえましょう!
ななかの山田です。
いつもななかのブログをご覧戴き、
本当に有難うございます。
おはようございます。
今日は殆ど雲のない、
快晴に近い良い
お天気です。
これだけの快晴も
久しぶりでは
ないでしょうか。
今日は午前中だけ
営業します。
午後からは私事により
お休みします。
少しだけ、
のんびりとさせて
戴きますので
明日から又
ななかをよろしく
お願い申し上げます(^^♪
さて。
84回目の今日は、
【第5章】
ADLと環境設定
1.靴の着脱動作
《その1》
靴の原則を押さえましょう!
と題してお送りします。
☆原則1 靴の使命:
最優先使命は安全性。
安全に履けない場合は介助を!
当然のことですが、
改めて確認しておきましょう。
靴は歩行や移乗の際の
支持基底面を成す
足部に履くものであり、
その不適合は転倒の
危険に直結します。
また、頻回に、あるいは、
長時間体重負荷する場合、
靴の足部への圧刺激や
摩擦が重篤な侵害刺激と
なり得ます。
足を守りサポート
するはずの靴が
逆に足を侵害しないよう、
セラピストはしっかりと
評価・指導しなくては
なりません。
安全性が確保できない場合は、
一人での靴の着脱を禁止し、
介助を求める事を
教育する必要があるのです。
☆原則2 靴の宿命:
履きやすければ脱げ易い。
脱げにくければ履きにくい!
靴の着脱動作の容易さと
足への適合性は相反します。
これは靴の厳しく悲しい
宿命といえます。
靴の着脱に困難を
感じている人に対して、
セラピストは、
この宿命の間を
ぬうように着脱動作・姿勢や
靴・自助具等工夫を
凝らしながら、
靴の着脱を可能かつ
円滑にする為の
援助を行わなければ
なりません。
その際、
絶対に忘れて
ならないのが、
原則1の
“最優先使命は安全性”
という事です。
☆原則3 靴の役割:
靴の役割はさまざま。
その役割が着脱動作を変える!
ちょっと郵便受けまで。
さあ、学校へ、勤め先へ。
思い切り好きなテニスを。
日常的なこれらの状況での、
靴の履き方を少し
思い出してみましょう。
郵便受けまでなら
歩きながら足先を
靴に突っ込み
踵は踏んだままでも
まあいけるでしょう。
(靴にはよくありませんけど)
ですが、
テニスシューズとなると、
座って靴ひもを丹念に締める。
つまり、私たちは靴に
求める役割により
履く動作を使い分けて
いるのです。
靴の役割は様々です。
保温やファッション等の
役割もありますが、
ここで扱う役割は主に、
道路の凹凸、石や釘による
外傷から足を守る事、
病院の床の汚れや
菌を持ち込まず
足の清潔を保つこと、
靴が運動を阻害しない事、
さらには、靴が運動要素を
サポートする事、などです。
これらの靴の
大原則を踏まえて、
ここでは、
障がいや加齢等により、
靴の着脱に困難を
感じている人や
ひと工夫必要な
人を想定しつつ、
その着脱動作を
考えていきます。
ところで、
靴を脱ぐ動作は
靴を履く動作に
比べれば容易です。
また、
靴を履く動作の工夫を
応用することによって、
靴を脱ぐ動作は可能になります。
従って、ここでは、
靴を履く動作を主に
綴っていきます。
今日はこの辺で。
健康な身体は自分で勝ち取るもの。
85回目の明日は、
【第5章】
ADLと環境設定
1.靴の着脱動作
《その2》
靴の着脱動作が自立すると
生活は大きく変わる!
と題してお送りします。