下関の整体です【第4章】シーン別の靴の処方 1.高齢者のための靴とは 《その3》高齢者の靴選択について

2022/03/15 足と靴
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ななかの山田です。

いつもななかのブログをご覧戴き、

本当に有難うございます。

 

 

おはようございます。

 

足と靴について

綴っていますが

如何でしょうか?

 

足と靴の関係が

ここまで深いとは

私自身あまり考えた

事がなかったので

結構目から鱗な

ところが沢山

ありました。

 

ちなみに1932年の今日は

【靴の記念日】なんだそうです。

 

日本靴連盟が制定、

明治3年(1870年)3月15日、

西村勝三という方が

築地に日本初の西洋靴の工場

(伊勢勝造靴場)を

開設したのだそうです。

 

こうしてみると

日本人が靴を履き始めて

まだまだ日が浅いことが

わかります。

 

もうしばらく、

足と靴について

綴っていきますので

最後までお付き合い

戴けたら幸いです(^^♪

 

 

さて。

 

 

65回目の今日は、

【第4章】

シーン別の靴の処方

1.高齢者のための靴とは

《その3》

高齢者の靴選択について

と題してお送りします。

 

 

まずここで確認したいのは、

高齢者の方達が、

どのような観点で靴を

選んでいるのかという事です。

 

こういったデーターがあります。

デイサービスを利用中の

要支援レベルの住宅高齢者を

調査した結果です。

 

この方々が履いている靴は

いわゆるリハビリシューズ、

フラットヒールのパンプスが

6割以上を占めていたそうです。

 

また、靴の選択は

高齢者自身が行っており、

購入から1年以内のものが

6割、3年以上履き続けている

ものが1/4だったそうです。

 

ここで特筆すべきは、

その選択理由にあります。

『足にフィットした』とか、

『着脱が容易であった』という

理由が上位を占め、

『歩きやすかった』という

理由は最下位だったのです。

 

この結果は、高齢者の

靴選びの傾向についての

他の調査と同様の

傾向であり、

履いていた時に

アッパーが柔らかく、

足への当たりが優しいもので、

さらに着脱が容易なものを

選んでいると言えるのです。

 

着脱という点だけを捉えれば、

高齢者用の靴(シニア靴)の中には、

ヒールカウンターなどがなく、

『踵を踏んでも起き上がってくる』

事をうたい文句にしている

ものもあります。

 

確かに着脱は容易でしょうが、

果たして靴の機能を有している

かどうかは疑問ですね。

 

この背景としては、

日本文化の特徴であり、

家屋構造上どうしようも

ない事ではあるのですが、

日本においては、

『靴は屋外で履き、

屋内では脱ぐ』という

ことがあります。

屋外に出るためには、

靴を履かなければ

ならないと共に、

屋内に入る時は

靴を脱がなければ

なりません。

 

そんなこと当たり前だと

言われそうですが、

屋内でも靴を履いたままの

欧米と比べると、

靴を履いている時間は短く、

靴を着脱する機会が

多いという事になります。

 

時間が短いという事は、

靴を履いている時、

この靴は良い靴がどうか、

という事に対する関心が

低くなるのではないでしょうか?

 

一方、

着脱する機会が

多いという事から、

『履きやすさ』、

『脱ぎやすさ』で

選択するという理由も

頷けますよね。

 

しかしながら、

『靴の構造』や

『靴の選び方・履き方』

のところでも綴ったように、

靴には本来持っている

靴としての機能があります。

 

柔らかすぎるアッパーや

ソール、ヒールカウンター

のない靴で歩き続けることが、

どれだけ足に負担をかけて

いるかを考えるべきでしょう。

 

高齢者に限ったことでは

ありませんが、

不適切な靴を履き続けると、

外反母趾や胼胝、

巻き爪などの足の

トラブルを引き起こしやすく

なるのです。

 

 

今日はこの辺で。

健康な身体は自分で勝ち取るもの。

 

 

66回目の明日は、

【第4章】

シーン別の靴の処方

1.高齢者のための靴とは

《その4》

高齢者の足のトラブルと

身体機能について

と題してお送りします。