下関の整体です【第3章】靴の基本 4.靴下 《その1》履くだけの機能からさまざまな機能が求められる靴下へ:靴下のための推奨線維

2022/03/05 足と靴
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ななかの山田です。

いつもななかのブログをご覧戴き、

本当に有難うございます。

 

 

おはようございます。

 

ロシアがウクライナを

攻撃し始めてから

世界中からロシア排除の

動きがみられています。

 

北京パラリンピックへの

参加も認められず、

サッカーのFIFAは、

ロシアサッカー代表チームと

ロシアの全クラブを出場停止

処分としました。

 

そして、

モータースポーツの最高峰、

F1もロシアGPの

プロモーターと結んでいた

ロシアでの開催契約を

解除したと発表しました。

 

世界中のスポーツが

ロシアとの関係を

断ち切ろうとしています。

 

ロシアが戦争を止めない限り、

ロシアは自分の首を絞め続ける

ことになるでしょう。

 

もっとも、

戦争を止めたところで

世界はもうロシアを

認めないでしょうけれど‥‥。

 

 

さて。

 

 

55回目の今日は、

【第3章】

靴の基本

4.靴下

《その1》

履くだけの機能から

さまざまな機能が

求められる靴下へ:

靴下のための推奨線維

と題してお送りします。

 

 

では先日から綴ってきた

『剪断力』や『衝撃力』に対し、

どのような素材が靴下に

適しているのか。

本日はそれについて

綴っていきます。

 

Herringさんという方達が、

長距離走者35人を対象に、

水疱形成の頻度と

水疱の大きさに対し、

線維構成の異なる

2種類の靴下の

影響を長期的に

調査しています。

 

使用靴下は

アクリル100%及び

綿100%の素材で

それぞれ製作され、

線維組成以外は同一です。

 

その結果、綿靴下は、

アクリル靴下の2倍の

水疱発生と関連し、

水疱の大きさは

綿靴下でアクリル靴下の

3倍という結果でした。

 

足部の摩擦による水疱は

一般的な足部外傷ですが、

特に軍に所属する

兵士にとっては大きな

能力低下に繋がると

されるそうです。

 

先行研究において、

アメリカで357人の

兵士を対象に4ヶ月の訓練で

69%の水疱が認められ、

医師による診察が必要な

重度の水疱が全体の

24%に発生しました。

 

そして、

大量のパット入り

ウール/ポリプロピレン

(2重構造)の市販の

靴下を着用し、

1層構造の靴下との

比較において、

水疱がウールで40%、

ポリプロピレンで

69%減少しました。

 

Jagodaさんという方達も又、

海軍の兵士を対象に

ライナー靴下と

パット入り靴下が、

単層構造の靴下よりも

優れている事を

報告しています。

 

これらの先行研究から、

靴下自体又は靴下の

層の間の動きが、

皮膚損傷を防止する

という事が示唆されました。

 

靴下の素材の優位性は、

圧迫と剪断力からの保護、

皮膚表面の湿気軽減、

圧縮への抵抗性、

形状維持などの

要因に基づきます。

 

足部皮膚表面における

湿気の管理に関して、

一般的に綿線維と大部分の

ウール線維は親水性、

合成繊維は疎水性と

考えられています。

 

湿気にさらされた時の

靴下への影響度合いは、

適切な靴下の選択に

重要であると言えます。

 

湿気は、

足部自体や体幹などの

他の身体部位、

外界などの異なる場所から

靴内に蓄積されます。

 

そして足部は、

交感神経により促進される

コリン作動性線維によって

刺激されるエクリン汗腺を

含みます。

 

活動的な身体活動時の

足部汗腺からの水分産生は、

1時間当たり約200mlを

超えます。

 

従って、

運動中に靴内に

蓄積される湿気は、

すぐに靴下の給水容量を

超える事が容易に

粗相できるわけです。

 

足部の湿気を最小限に

するためには、

靴下は上部に湿気を移動させ、

湿気を蒸発させる必要が

あるのです。

 

この足部から外界への

湿気の運搬を

『wicking』と呼び、

靴下と靴上部を経由する

足部表面からの湿気の

動きとして定義されます。

 

湿気を移動させる作用は、

汗を効率的に運搬する

靴下と靴の素材の

性質によって

影響を受けるのです。

 

効率的な発汗のメカニズムは、

線維間の空間と線維表面に

おける湿気の動きを考慮に

入れなければなりません。

 

実際に湿気は

毛細管現象によって動き、

歩行では立脚相での

ステップによる足部への

圧迫力によって湿気の

運搬が補助されている

可能性があります。

 

綿線維は親水性であり、

運動靴下に一般的に

使用されている

合成アクリル繊維の

3倍の水分を吸収します。

 

そして綿線維が湿気を

吸収すると湿気を保持し、

合成繊維の10倍の

乾燥時間が必要とされます。

 

座位中心の生活では、

綿靴下は湿気を

適度に保持でき、

湿気を外に逃がす

アクリル靴下より

望ましい可能性があります。

 

しかしながら、活動時、

靴下の種類に関わらず

吸水用量を超える事が

予想され、その場合

wickingの作用だけが、

足部表面から湿気を

外界へ移動できるのです。

 

綿のような親水性線維は、

湿気の移動に2.4倍もの

抵抗性を示します。

さらに湿気を含むと、

アクリル繊維が

5%膨張するのに対し

ウール線維は35%、

綿線維は45%膨張します。

 

そして線維膨張が

足部の形状と適合性の

損失に影響を与えるのです。

 

合成線維靴下は形状、

緩衝作用、弾性の保持が

綿線維よりある程度

可能と考えられています。

 

また湿気は、

皮膚表面における

摩擦係数を増加させ、

皮膚剪断力による

皮膚表面及び深部組織の

外傷リスクを増加させます。

 

これは足部の脂肪体萎縮、

骨隆起、変形が付随する

患者さんにとって

考慮する必要が

あると考えます。

 

さらに、

足部皮膚表面の湿気の増加は、

最近やウィルス感染のリスクも

増加させるでしょう。

 

しかしながら、

皮膚外傷リスクがある

主な患者さんには糖尿病や

末梢神経障害が挙げられ、

これら自律神経障害は

足部のエクリン汗腺の

神経分布の喪失原因と

なるのです。

 

そのため糖尿病の場合、

着用する靴下の

wickingと湿気の関連よりも、

弾性や緩衝作用、剪断力が

皮膚外傷に影響を与える

事が考えられ、

それらに優れている合成繊維は

神経障害患者さんにとって

靴下選択の重要な

要因である可能性が

あるのです。

 

綿やウールのような

湿気を多く含んだ天然繊維は、

アクリル繊維より

容易に縮みます。

 

従って、容積、緩衝作用、

柔らかさは減少します。

綿靴下は乾燥状態の厚さと

比較し42%減少する一方、

アクリルの靴下は同じ

条件下でも32%の減少に

とどまる事が報告されていて、

靴下の素材についても

足部外傷との関連から

考慮する必要性が

あると考えられます。

 

 

今日はこの辺で。

健康な身体は自分で勝ち取るもの。

 

 

56回目の明日は、

【第3章】

靴の基本

4.靴下

《その1》

履くだけの機能から

さまざまな機能が

求められる靴下へ:

靴下と圧迫について

と題してお送りします。