下関の整体です【第20章】食わず嫌いのあなたに 耐性と身体依存 【4項】退薬症状の仕組み:《その1》耐性の発生:徐々に減量すれば予防できます 《その2》オピオイド急停止による退薬症状:側坐核での出来事ーー不快感、身体違和感、無快感

2022/01/08 痛みの考え方
logo

ななかの山田です。

いつもななかのブログをご覧戴き、

本当に有難うございます。

 

 

おはようございます。

 

ここ何日間か、

本当に良いお天気が

続いています。

 

去年の今頃は

真っ白な銀世界

でしたが‥‥。

 

最近は火事の通報が

よくあるので

皆さんも火の元には

十分注意しましょう。

 

そういえば

16年前の昨日、

下関駅舎が放火のため

駅の半分が消失した

日でした。

 

皆さん、覚えていますか?

 

火は一瞬で自分の財産を

失ってしまいます。

 

気を付けましょう。

 

 

さて。

 

 

229回目の今日は、

痛みの考え方は

これで最後となります。

 

【第20章】

食わず嫌いのあなたに

耐性と身体依存

【4項】

退薬症状の仕組み:

《その1》

耐性の発生:

徐々に減量すれば

予防できます

《その2》

オピオイド急停止による

退薬症状:側坐核での出来事

ーー不快感、身体違和感、無快感

と題してお送りします。

 

 

オピオイドの長期投与で

脳内にダイノルフィンが

上昇しているのですが、

急にオピオイドを中止すると、

その直後には

①オピオイドの急激な

現象によりμ受容体刺激に

よるドーパミン放出

そのものが低下し、更に

②κ受容体に対する

ダイノルフィン刺激の

残存によりドーパミン放出が

抑制されているため、

相対的にκ受容体刺激が

優位となり、ドーパミン放出が

急激に低下するのです。

 

側坐核でドーパミンが

低下すると不快感、

身体違和感、無快感

(本来、快であるはずが

快と感じない状態)が

発生します。

 

これも退薬症状の

1つです。

 

この退薬症状を

予防するために、

徐々に減量する

必要があります。

 

《まとめ》

オピオイド中止による不快感

     ↓

ドーパミン現象による退薬症状

 

《メモ》

ダイノルフィンの産生亢進:

不快感/違和感

ーーオピオイドの

長期投与の場合ーー

 

痛み刺激は、

大脳辺縁系に達し

不快を起こすが、

その仕組みは、

痛み刺激が

ダイノルフィンを

産生させているからである。

 

ダイノルフィンは、

側坐核に投射する

ドーパミン作動性神経の

κ受容体を刺激するため、

側坐核へのドーパミン放出が

減少する。

 

ドーパミンの低下は、

不快感/違和感をもたらす。

 

前述のように

オピオイドの長期投与では、

リン酸化(転写因子です)

が元に戻る。

中脳被蓋から側坐核に

投射するニューロンでの

リン酸化CREBは、

ダイノルフィンの

産生をもたらす。

 

 

以上で

【痛みの考え方】は

終わります。

 

長い間お読みいただき、

本当にありがとうございました。

 

また別のテーマで

ここに綴ってまいります。

 

どうかよろしくお願いします。