下関の整体です【第17章】痛みのメモリー 【3項】痛みを忘れるために 《その3》まとめ:鎮痛治療への期待
2021/11/30
痛みの考え方
ななかの山田です。
いつもななかのブログをご覧戴き、
本当に有難うございます。
おはようございます。
今日で11月も終わり。
とうとう今年も
後、1か月を残すのみと
なりました。
去年の3月から
新型コロナウィルスに
翻弄され続けましたが、
何とかここまで
やってきました。
皆さんはこの1年、
如何でしたか?
又、来年に向けて
どんなことを
掲げていますか?
目標に向かっていれば
必ずそれはかなうと
信じて前進あるのみです。
さて。
193回目の今日は、
【第17章】
痛みのメモリー
【3項】
痛みを忘れるために
《その3》
まとめ:鎮痛治療への期待
と題してお送りします。
出来事の記憶は海馬が担当し、
その実態はシナプス伝達の
長期増強です。
記憶の実体は長期増強であり、
長期増強があれば記憶と
言えます。
長期増強は小脳でも
認められ、実際、
人々は『身体で覚える』
と昔から言っています。
一方で、
痛みの刺激を繰り返すと
脊髄後角で長期増強が
発生します。
そこで慢性の痛みは、
記憶として捉えることが出来、
その担当は脊髄後角です。
痛みを覚えないようにするには、
出来事や運動の記憶と同じで、
繰り返さない事が重要なのです。
一方、
覚えた痛みを忘れるためには、
鎮痛治療を行い、
痛くない期間を長く
作る事です。
物事の記憶を忘れるのに
個人差があるのと同様、
痛みを忘れるのに
要する期間には
個人差があります。
したがって、
いつ忘れるのかは
はっきりと言えないのですが、
鎮痛を図っていけば、
いつかは色褪せていくのを
期待できる‥‥
物事の記憶と同じように。。
今日はこの辺で。
健康な身体は自分で勝ち取るもの。
194回目の明日は、
【第18章】
交感神経と痛みの関係は?
《総論》
と題してお送りします。